たまご屋爺さんの独り言 八十路に思う 一

たまご屋爺さんの独り言 八十路に思う 一

 八十路になってつくづく思う。

若い時は夢中になれる仕事があった、その時は他に楽しみを見つける時間もなければその必要もなかった。

65才の頃、脳梗塞で倒れた。
自営業であるからまだまだ仕事は出来たが、引退も同然となった。
悪いことは続くもので、それがストレスとなったかどうか判らぬが大腸がんとなり手術した。
大事な65才後半と70代を病気の養生のためブラブラと過ごす。

まことに有り難いことに、今も生きそして生かされている。

自分で言うのもおかしいが脳の機能は弱くなったがなんとか使えるし、FBなどに書き込んで世間に恥を晒している。
大腸のほうも手術後10年以上たつが今のところおとなしい。

さらに倒れた親父を見て息子どもは、「もうこりゃあもう
頼りにならぬ」と思ったのか仕事を引き継いでくれた。

まったくなにが幸いするか判らない。

今自分に出来ることは、いつまた倒れても悔いがないように一日一日を大事に生きることだ。