たまご屋爺さんの独り言 「ケージ飼育」は悪い? その一  20210807

たまご屋爺さんの独り言 「ケージ飼育」は悪い? その一  20210807

 

 コロナ感染急拡大のなかで東京オリンピックも終盤を迎える。

その中で日本人選手の大活躍はとても嬉しい,何とか無事に終了してもらいたい。

 

7月31日、日本経済新聞に「五輪の食材調達に厳しい目 家畜飼育基準、欧米より緩く」の見出しとともにケージ飼育された鶏の写真が大きく載せられていた、これは「米動物愛護団体PETA(動物の倫理的扱いを求める会)は5月中旬、茨城県に農場を持つ鶏卵生産大手傘下企業の内部告発者が撮影した生産現場の様子を公開した」ものである。

 

PETAならびに日本の動物愛護団体はしきりに鶏の「ケージ飼育」に反対し「平飼い飼育」にこだわる。

 

戦前(1945)の日本の採卵農場は100%「平飼い飼育」であった、私が採卵養鶏の仕事を引き継いだ時期(1965)は丁度日本中の採卵農場は「平飼い飼育」から「バタリー飼育」-「ケージ飼育」へと大転換する、私どもの農場でもしかり。

 

その理由はいたって明白で、その方式のほうが安くそして世界でも誇れる生食できる衛生的な卵が生産できるからだ、消費者に歓迎され現在は日本では94%の卵が「ケージ飼育」で生産されている。

その理由を良く理解もせずただ反対するのは理解できない。

山芋畑 櫛挽(深谷市)にて

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