関東YOSAKOIそうなん

私の住んでいる旧岡部町(現在深谷市)の最大イベントは「おかべコスモス祭」である。
岡部商工会の主催するもので今年は10月8日に行われた、その日は晴れてはいたが台風の余波のため一日中強風に見舞われた。
コスモス街道と呼ばれる街道筋に各自治会および団体がコスモスの種まきから除草など責任をもってそれの面倒をみる。
受け持った各区画はその成果がコスモスの花の咲き具合で競われる。

それらの作業をやりながら住民どうしの交流がはかられる、町ぐるみのユニークなイベントである。
そして丁度コスモスの花が咲くころ、その総決算としてコスモス祭が開催される。
コスモス街道を中心にしてお祭り広場では、ありとあらゆる催し物が繰りひろげられる。
私もこの日は地元農産物の直売でタマゴを売ったり、関係している団体に顔を出したり結構忙しい。

催し物の中でも最大の呼び物は”関東YOSAKOIそうなん”であろう。
これは7年前、岡部商工会青年部が立ち上げた、元祖は高知のよさこい踊りであるが、これがソーラン節と結びつき北海道で若者たちが独創的なチームダンスに作り上げた、それが”北海道 YOSAKOI ソーラン 祭り”に発展した。
これを青年部のメンバーが北海道へ出かけ仕入れてきた。
この踊りの特徴は元は民謡であるが、振り付けとリズムもテンポが速く特に若者に人気がある。
出演者は若者を中心にして、子供からオバサン族まで含まれる。
従来の民謡踊りが老人専用であるのとは対照的である。

今年岡部の”関東YOSAKOIそうなん”には50チーム約2000名の踊り手が参加し踊り狂った?毎年参加チームは増えているという。
地元では”KUSHIBIKI ソーラン会””岡部六弥太 鳴子会”の2チームが出演しがんばった。
尚、題名の”そうなん”は地元の方言で”あらそうなの”というあいずち言葉で、”ソーラン”をもじっている。
「おかべコスモス祭」は名物の花火で打ち上げとなる、これが終わると岡部の秋は一段と深まる。