狂犬病と鳥インフルエンザ

1/11 中国情報局のニュースによれば2007年12月中、中国全土で狂犬病で亡くなった人は370人で増加傾向にあるという、同じ月鳥インフルエンザによって亡くなった人は1人である、ただしこの場合親子で人から人への感染が疑われている。
このニュースの取り扱いについて,日本のマスコミを注意深く見ていると予想どおり、1人亡くなった鳥インフルエンザのことは大きく取り上げられ、370人亡くなった狂犬病のことはほとんどニュースになっていない。
中国の人口の1/10の日本で一ヶ月に狂犬病で37人も亡くなれば日本ではどのような騒ぎになるのであろう。

日本で鳥インフルエンザに関係する新型インフルエンザの脅威を心配して、マスコミがそれを取り上げるのは結構だ、それにしても騒ぎすぎる、騒いでおけばマスコミの役目は終わるとでも考えているのであろうか。

1918年、世界中の4000-5000万人を殺したスペイン風邪の再来を恐れているわけだが、それ以来鳥インフルエンザウィルスの新型ウィルスえの変異の機会は100年近くあった筈であるが、なぜそれが今危ないのか素人の私には良く分からない。
例えは悪いが、大地震の予測に似た話にこれは近い、専門家に近いうちに地震があると云われれば誰も反対できない、明日起きるか百年先なのか実際のところ誰にも分からないからである。

危機に対して備えが必要なのは当たり前だ、だがそれに便乗して我が田に水を引く者も出てくる、つまり鳥インフルエンザ新型インフルエンザについて世間が騒げば騒ぐほど喜ぶ連中である。
70歳を超えると同じニュースを聞いていても素直にそれを受け取らない悪い癖がついたらしい。