2008年 新春

明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。

私の持っている老人用の携帯電話に歩数計の機能があるのに気がついてはや一年、可笑しなもので毎日歩いた歩数が記録されていると気になってしょうがない、そうこうしている内に何時の間にか毎日歩く距離がのびていた。
良く歩いた日はなにを食べても旨いし、多少頭の痛いことがあっても寝付きが良く、そのうえ便の通りまで良くなる。

不思議なことだが歩き出す前は気分が滅入っている場合でも、歩き出して足のほうから血液が頭の方にぐんぐん回りだすと気分が良くなる、まるでいい事ずくめである、こういう状態をウォーキング仲間では「アル中」と呼ぶそうだ、つまり「アルキ中毒」。
ランナーズ ハイ」ということは聞いたことがあるが、「ウォーキング ハイ」もあるのかもしれない。

元旦の朝9時、上野公園の広場に何処からともなくウォーキング仲間が集まっていた、およそ500人くらいか?ほとんど60,70代の年配でほとんど若い人はいない、それもそうであろう折角の元旦の朝は寝て暮らすに限る。
時間があるのと朝はやく眼がさめてしまうのは我々の特権、エイエイオーの掛け声とともに皆歩きだした、「大江戸元旦初歩き2008」がその正式名称で、もう何年も続けているらしい。
私だって数年前であったら誘われても断ったであろうが、今年は一人でもいそいそと出かけてきたのだからそうとうな「アル中」ぶりだ。

一年中で一番車と人が少ないこの日は大東京も違った姿を見せてくれた、歩いてみて東京都心がこんなに狭いのかびっくりし、のんびり歩くと景色がこうも違うのかと驚いた、何時の間にか最後尾集団になってしまったが、半日歩いた大江戸は面白かった。
今年はどうも「アル中」の度合いが進みそうだ。