2009年 新春


明けましておめでとうございます、今年もよろしくお願いいたします。
今年は元旦早々とんでもない快老人に出会った。
昨年の「大江戸元旦初歩き」に味を占めて、大晦日から泊り込んでいた家族の寝静まるなか早い電車に飛び乗り集合場所の日比谷公園に駆けつけた。

昨年一年間、元日から歩き出したためかとても身体の調子が良かったのでそれにあやかろうというわけ、会場にはすでに沢山の人々が集まっていた。
なんと言ってもヒマのある60−70代の人たちが多い、男女の比率は少し女性が多い程度。
日本ウォーキング協会の主催するこの催し物は大変歴史があるという、今年は松本清張生誕100年とやら、彼に関係のある場所を全国一年かけて歩くイベントの今日は初日であるらしい。

同年代の人たちといっても元旦から歩こうという物好きたちだから足はとても達者である、同時にスタートしても私はたちまち最後尾集団になってしまう。
そこに85才になる市川市のFさんがいた、歩きながらいろいろと話がはずんだ、お互いに耳が遠いのでいきおい声がデカくなる、Fさんの話の面白さに大笑いすると、まわりの人たちはその声にびっくりしていた。

なんでもFさんは7年まえ奥さんを亡くされ、80才を超えてから西国八十八ヵ所を歩いてお参りしたという、距離にして1200KMはある。
世の中にはとんでもない人がいるもんだ、元旦早々度肝を抜かれた。