スキャナー 一

現役の人たちには申し訳ないが、歳をとってからのパソコン遊びは面白い。
新しい機械(ハード)とそれを動かす仕組み(ソフト)にはなかなかついていけないが、自分の興味のあることになれば勉強も苦にならない。

だが初心者用といわれる解説書を何度読んでもたいてい良く判らない、試行錯誤を繰り返しているうちに旨くいく時もあるが失敗することが多い。
新しいハードを買ってきて苦労の末?予定どおりにそれが動くと思わず快哉を叫ぶ、若い連中から言わせれば「一体なにをやっているんだ」となる。

先日、ドキュメントスキャナーなるものを買い込んだ、若いものには世話にならず自力でものにする予定であった、机、本棚に長年整理されずに放り込んである書類の類を征伐する意気込みは良かったが、スキャナーとPCを結びつける段階で早々につまずいた、これが出来なければデータをPCに取り込めない。
そのデータを次にグーグルメールにしてWEB上にデータベースを築くのがやりたいことなのだ。

おやじが勝手にやっているパソコン遊びなので、意地でも若い者に助けを求めることは出来ない、事実現役で仕事をしている連中にはおやじの遊びに付き合っている時間はない。
「おやじの独り言」を書くのを忘れるほど悪戦苦闘しているが、未だにものになっていない、遊ぶのも楽ではない。