たまご屋おやじの独り言 ポルトガル CABO DA ROCA

ロカ岬、ここはユーラシア大陸最西端の岬である、私たちのポルトガルの旅はここから始まった。
成田より夜遅くポルトガルリスボンに着いてここで一泊し、翌朝8:30バスで約1時間のこの岬にたどり着く、長い飛行時間と寝不足で私は正直ふらふら状態。
旅なれたK先輩夫妻に誘われて私どもはこの「どこか懐かしさを覚えるポルトガル9日間」の旅に参加することができた。
ポルトガルはかねてから訪ねたい国の一つであったが、なんとしても遠いし費用も大変であった。ところが有り難いことに円高とシーズンオフのため格安な旅となった、これならかなりハードスケジュールであっても我慢できる。
岬の突端の石碑にはポルトガルの詩人CAMOESの言葉が刻まれている、あとで判ったことだがなんでもあのフランシスコザビエルと同時代の人で有名な詩人である、
日本語に直すと
「大陸の果つるところ 大海の始まるところ」
となるそうだ、実に素っ気無い。ところがこのあたり人家はなく海に面して断崖絶壁、あとはどこまで続くのか分からぬ茫々たる大西洋。なるほど余分な言葉はいらない。
蛇足であるが、この石碑にある何でもない階段の段差に気がつかず転倒し、石畳に叩きつけられた。いつも愛用しているスナップ用のデジカメが破損し初日より使用不可となる。
ならばこの実の眼でしっかり情景を焼き付けておこうと力んでみたが、帰国してから思い出そうとしてもこれも不可。
やもなくK先輩の写真をお借りする。