http://saitofujio.hatenablog.com/entry/2012/02/01/212420
AVEIROという名の街を歩いていたら面白いものを見つけた。ここはポルトガル北部の港町でとても由緒のありそうで感じが良いところだ。
ふと、お菓子屋のショウケースをのぞいてみる、いままであまり見たことのないスウィーツがずらり並んでいる、もっとも私は日本であまり洋菓子屋さんを見てないのでよく分からないが。
それにはOVOS MOLES DE AVEIRO（写真）と書いてあった。
若い頃ブラジルで仕事をされていたＫ先輩に読んでもらうと、それは直訳すると「AVEIROの柔らかい卵」であるがこの街の名物菓子であるとのこと。
たまご屋おやじとしては聞き捨てならぬ、さっそく買って食べてみる。丁度日本でいえば最中の餡子のかわりに卵黄と砂糖シロップで練り上げたものを詰めたものだ。とにかく甘いし独特な味がする。特別な方法でつくられたこのOVOS MORESは五百年にわたってその味を変えず、この街の名物になっている。
あとで聞いた話であるが、ここでは主要な街にはそれぞれ名物のスウィーツがあり、たとえばリスボンのエッグタルトであり、シントラのケイジャータなどなど、とにかく卵をふんだんに使ったものが多い。
食べ物の話になるとながくなるのでひとまずポルトガルの話は切り上げとする。
