たまご屋おやじの独り言 食生活の智慧

 先月の中ごろオーストラリヤの研修チーム5名を案内する機会があった。
男性が1名女子4名で、年齢は20代から50代とバラついていた、身体の事についてとやかく言うのは気がひけるが、20代の女性は背がスラリと高く細身であったが、50代にちかい女性はいずれも重量オーバーであった。
日本でいまやれメタボだ肥満だと騒がれているが、アメリカ ヨーロッパの人たちのそれと比べれば桁違いである、特にアメリカでのそれは私には異常に思える。
今月のはじめ朝日新聞の特集に「世界の肥満度ランキング」というのがあった、2008年WHOのデータであるが世界189ヶ国でBMI 30以上の割合を多い順に並べたものである。先進国ではアメリカがダントツの24位(BMI 30以上の成人の割合 31,8%)、それにイギリス47位、ドイツ83位、イタリア108位、フランス120位、アジアでは韓国141位、中国151位そして日本は166位(割合は4.5%)。
以外に思えるのが韓国、中国が肥満度で日本を追い越していることだ。
終戦後、日本ほど劇的に食料事情が変わった国はないと言われている。豊かになった食料事情のメリットを生かしこれを長寿につなげ、デメリットの肥満を避ける智慧は、日本人の大事なノウハウである。