鶏卵とコレステロールの関係を考えるフォーラム2005②

一年くらい前から計画していたプランがいよいよ大詰めとなり、来週6月14日(東京:ホテルオークラ)、16日(埼玉:グランドホテル本庄)で実行される。参加される人数も東京で350名、埼玉で300名近くになりそうだ。これは私ども鶏卵生産者団体が企画したもので「鶏卵とコレステロールの関係を考えるフォーラム2005」と名づけている。

有難いことに日本人は卵が好きな国民で、世界のレベルに比べてもその一人当たり鶏卵消費量は最高である。このことが世界一長寿国の一翼を担っていると私どもの鶏卵業界は自負しているのであるが、残念ながらいぜんとして日本のお医者さんたちは、歳をとったら「卵はコレステロールが多いから控えめに」と言っている。コレステロールを多く含まれた食品を食べるとそれが血管にたまり、心臓病・脳卒中を引き起こすと今では古い学説をもとに脅かす。

アメリカの人たちは日本人の三分の二しか卵を食べないが依然として死亡原因の第一位は心臓病である。かつてアメリカ人が日本人の二倍ほど卵を食べていた時も死亡原因の第一位は心臓病であった。さすがにアメリカの人たちもこれはおかしいと気づき「鶏卵とコレステロールの関係」を徹底的に調査研究をした。その結果鶏卵の摂取量と心臓病は関係ないことが権威ある科学雑誌に発表された,昨年のことである。それ以降アメリカの鶏卵消費量は急激に回復してきている。

その調査・研究の中心となったDr.マクナマラをこのフォーラムに呼ぶことができた。このフォーラムには、人間のお医者さんたちも数多く参加してくださる。この先生方に是非とも新しい知見を勉強して欲しいものだ。