たまご屋爺さんの独り言 動物愛護のこと その三 了
わが国で豪物愛護のことが話題になってきたのはごく最近のことだ。
世界中を見渡してみれば、ヨーロッパそしてその影響をうけた
北アメリカが早くからこの問題に取り組んでいる。
いずれも牛乳、食肉、卵、、、など食料が十分に手に入る国だ。
一方そうでない国々は動物愛護のことなど話題にもならない、まずそれらを手に入れることが先でそのことを議論している余裕はない。
私たち日本人も少し前まではそうであった。
動物愛護ことが議論されることはその国にとって喜ばしいことなのであろう。
だがその動物愛護先進国と言われる国々で何が起きたのであろう。
私の関係する分野では、ヨーロッパの多くの国々とアメリカのいくつかの州はケージ飼育を法律で禁止してしまったのだ。
日本の動物愛護活動家もそれと同じことを狙っているようだ。
私は提案する。
「ケージ飼育卵」と「平飼い卵」も現在の日本のように自由に消費者の皆さんが選択して購入できることで、それを法律で選択の幅を狭めることはない。
科学的にみてどちらも栄養学的に差はなく、卵は卵なのだから。
了
小山川にて オニグルミの実