たまご屋爺さんの独り言 動物愛護のこと 三

たまご屋爺さんの独り言 動物愛護のこと 三

 最後になるがケージまた平飼い方式について、ほぼ一生を日本でたまご屋として過ごしてきた私の考えを述べる。

現在、有り難いことに世界の先進国の中で日本人は卵を一番沢山食べてくれる。
生の卵かけご飯の美味しさを知っているのは日本人だけかもしれない。

戦前は勿論のこと戦後しばらくの間、卵は貴重品であった。
病気でもしなければ食べさせてもらえなかった。

それが毎日でも卵が食べられるほど日本は豊かになり、そして長寿国になった。
たまご屋も頑張ったが、それ以上に国全体が頑張ったのだ。

さてグダグダと書いてきたが結論として、鶏の飼い方は他所の国のように政治的に決めるのでなく、日本ではたまご屋に任せて欲しいこと。
そして、ケージ方式の卵また平飼い方式の卵を買うことについては、現在のように選ぶのは消費者の皆さんに任せて欲しいこと。 以上