たまご屋爺さんの独り言 動物愛護のこと その一

たまご屋爺さんの独り言 動物愛護のこと その一

 

 最近Facebookなどのメディアに動物愛護団体と称するグループの活動が目につく。

 

なにげなくそれを見ていると、私たち畜産業に携わるものにはとても気になりまた腹が立つことが主張されている。

 

曰く

1、日本の酪農家は乳牛を狭い場所に繋ぎ固定して牛たちの歩く自由を奪っている、牛たちをそこから開放すべきだ。

 

2,養豚では妊娠した母豚を生まれた子豚に事故が起きないように狭いストールでお産させる、これを禁止すべきだ。

 

3,採卵養鶏では狭いケージ(鳥かご)飼育を止めて平飼い方式にすべきだ。

 

4,毛皮使用禁止、フォアグラ食禁止、動物の肉を食べないビーガンの薦め、、、。

 

いやはや、なんとでも云えるもんだ。

おそらく、これらを主張する人たちは都会に住み、家畜などに触れたことがないのであろう。

 

一年365日、家畜のために休みなく水餌を与えその糞を掃除し病気にならぬよう環境を整えねば家畜はその生産物を私たちに与えてくれない。

 

ただ家畜が自由を奪われて可哀そうだ、可哀そうだと叫ぶだけではその家畜たちにとっても迷惑だ。

 

ましてや、家畜を虐待などすればなにが起こるかをわれわれ畜産家は知っている。



この動物愛護団体の人たちは現在の日本の畜産の状況を少し勉強してからものを言ってほしい。

 

次回に続く