たまご屋おやじの独り言 よたよたアメリカ西部旅行 6

「トイレのこと」

 年寄りの多いバス旅行ではトイレの問題は深刻である。
このバスは2時間以上止まらずに平気で突っ走る、というよりもその間トイレ休憩のできる適当な町がない場合が多い。
もちろん緊急用のトイレはバスにあるが、これはあくまで緊急用で、たいてい我慢させられる、我慢は身体に悪いし気持ちの余裕までなくなってくる。
国立公園などではしかるべき場所にきちっとしたトイレがあり困らないが、問題は予定外のところで突然もよおした場合である、爺さんたちには前立腺の関係でよく起こりうる、どうにも我慢ならない。
このばあい婆さんたちは用心深いから、朝から飲み物に注意してうまくコントロールしている。
さて切羽詰った爺さんたちもだてに歳はとってない、適当な場所を手早く見つけ用をすます、ある国立公園のときなど、近くに野生のエルクがいてギョッとしたことがある。