たまご屋おやじの独り言 蛇口の詮

 80歳にちかづくと身体にいろいろなことが起きる。

たとえばオシッコの話。

歳をとればその回数が増えるのはあたりまえだが、困ったことにそれが突然もよおし我慢のならない状態になることだ。

同世代の男の仲間に話すと「なんだお前もそうか、、、」となる。

つまり若いときと違って水道の蛇口の詮が云うことを利かないのだ。

旅行に出かけた時など脂汗をかくはめになり、特に海外の場合は悲劇となる。

ところが良くしたもので、最近老人大国のわが国ではその分野での技術革新は特にめざましい。

昨日、出来たてのドラッグストアを覗いてみて驚いた、今まで見たこともない老人介護用の用品がずらりと並んでいる。

若い女店員をつかまえて、すこしテレながら「あのーオシッコがー、、、」店員は慣れたもので親切に説明してくれる、そのなかで気に入った物を購入。意気揚々と店を出た。

これがあればどこにでも出かけられる、有難い。