たまご屋爺さんの独り言 60年 その二

 

60年前(1959年)、卵一個の小売価格が約10円、牛乳一合瓶(はて判るかな?)が10円であった、学生時代生協活動をしていたのでよく覚えている。

 

当時、大卒の初任給が13、000円前後、今は190,000年前後。

 

当時、1ドルは360円の固定相場だった、現在期近では108円前後。

 

一年一年の変化はごく僅かでも、60年経ってみると驚く。

 

良く「卵は物価の優等生」と云われる、私ども“”たまご屋”にとっては褒められいるのか、馬鹿にされているのか分からない。

 

たしかに他の国産農産物のなかでは、品質価格ともに国際競争力があると自負している。

 

前に述べたように、たしかに私どもの業界は60年間で飼育農家数が二千分の一に減少し、逆に飼育羽数は採卵鶏ひなめす計で48、215千羽から181,950千羽と約4倍に増えた。

 

私どもの業界が他の業界と同じく如何に激しい生き残り競争に晒されたが判る。

 

それが現在でも続いている。

 

つづく

 

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