たまご屋爺さんの独り言 100年間鶏に食べさせてもらう!① 20230729

たまご屋爺さんの独り言 100年間鶏に食べさせてもらう!① 20230729
私ども家族は三世代にわたり鶏を飼い、卵を生産販売することで生計を立ててきました。
二代目の私達はすでに仕事を引退しておりますが、三代目の者たちはまもなく創立100年を迎えようとしています. 有難いことです。
1900年生まれの初代は第二次世界大戦中も7人の子供を抱えながら500羽の鶏と農業で生き延びることが出来ました。
 戦前は日本の採卵養鶏農場は100%「平飼い方式」あるいは農家の庭先での「放し飼い」でした、そのため鶏病、事故死、、、が多く卵の生産性は悪く卵は値段は高く貴重品でした。
二代目の私が仕事を引き継いだ時代は丁度飼育方式が「平飼い方式)から「ケージ方式」に変わる時でした。
効果はてきめんで鶏の病気が少なく飼料効率が良く生産効率が上がる、、、などで生産コストは劇的に下がり「物価の優等生」と言われるまでになりました。
そういう訳で現在日本の飼育法はほぼ95%が「ケージ方式」です。
さて次の時代はどうなることでしょう、アニマルウェルフェア問題で逆戻り?
櫛挽(深谷市)にて 栗の実