たまご屋爺さんの独り言 耳が遠くなった その一

 

 最近特に耳が遠くなり、カミさんとの会話も大声で怒鳴り合わないと通じない。

私の父も晩年同じようなことをしていたので遺伝的なものかも知れない.

 

同じTVを見ていても同じ音量ではカミさんに聞こえても私には聞こえない、そうこうしてるうちに私はニュースを見る以外TVから遠ざかる。

 

TVが日本の一般家庭に現れたのは私が中学生の頃であったと思うそれまではラジオだけの時代であったのでTVの出現は画期的なことであった。

やがてTVは白黒時代からカラー時代に進化し、私の両親や私たちの世代は十分TVを楽しんだのである。

 

さらに幸運にも私たち世代はコンピューターの一般化、いわゆるPC(マイコンピュータ)の出現にも立ち会えた。

私自身が初めてそれを手にしたのは今から20年前、それは嬉しかった。

その時以来、夢中で打ち込んだ文章が今でも奇跡的に残っている。

 

衰えた聴力の復活は難しいが、記憶力のほうは私のボケ始めた脳より今では安物のPCのほうがずっと優れている、これは若者のみならず高齢者にとっても有難い。

 

今のところ判断力のほうはPCより人間のほうが優れているようだが、これだって判らない。

AIとやらは私ども年寄りにとってはまるで化け物のようなものだ

 

私たちの次の世代で何が起こるか予測することは楽しいことだが、恐ろしいことでもある。

 

櫛挽(深谷市)でコスモスの花が咲く、関東地方では台風19号が迫っています。