たまご屋おやじの独り言 2000年2月

たまご屋おやじの独り言 2000年2月


12/February/00

「デジタル革命」? Atlanta通信事情

4年まえころから国外を旅行するときに、なるべく携帯端末を持ち歩き、日常のMailのやりとりを国外でも出来るように心がけてみた。ところが悲しいことにデジタル音痴の私には、まず上手くいかないほうが多かった。若い連中にとって苦もないことが、私には難しすぎた。

ところが、今年のAtlantaではまったく様子が変わっていた。まず、ホテルの部屋の電話機にコンピュータ接続用のコンセントがついている!?以前、安宿に泊まっていたころは部屋の壁から電話線を引き抜きウロウロしていたら、ボーイに怒鳴られたことがある。今回持っていった、たかだか6万円のN社の携帯端末で、Mail は勿論のことインターネット環境まで調ってしまった。Atlantaのホテルの部屋が日本の私の事務所の部屋になってしまったのだ!!電話を使いまくって3日間、払った電話代が600円なり。「デジタル革命」とはこういうことなのか?

3/February/00

「H10年度鶏種比較試験」 神奈川畜産研究所がんばる!!

研究成果をいち早く必要な人達に公開する、この点でインターネットに勝る方法はない。養鶏家の人達にとって喉から手の出るほど欲しい鶏種毎の最新性能比較データがWEB上に公開されています。それも出来たてホヤホヤのデータです。

http://www.agri.pref.kanagawa.jp/chikusanken/10keizai/keizai10.htm

今日(2月2日)神奈川畜産研究所の岸井誠男先生から Mail にて連絡をもらいました。神奈川県は他県に先駆けて畜産研究所の研究成果をWEBで公開しています。従来のシステムでは研究成果が一般養鶏家に届くのに約半年かかります。それがWEBでは2ヶ月以内(技術的には1週間以内も可?)で公開されました。まさに画期的なことです。

「国及び各県の畜産研究所がその研究成果をWEB上で共有する」畜産家は必要に応じていつでもこれを利用できるーー、夢が正夢になってきました。

2/February/00

USDAの情報公開ーアトランタ便りー

世界中から養鶏関係の人達が集まるアトランタ養鶏大会にUSDA(アメリカ農務省)が2ヶ所ブースを出していた。国民の税金を使って我々はこのように活動しているとPRするためだ。

時代は印刷物中心からWEB中心の広報活動に移っている。つまりインターネットを最大限利用する戦略のようだ。情報の鮮度維持についてはこれ以上のシステムはないし、その両方行性は優れている。また推測するにWEB上での広報活動は印刷物のそれに比べ金がかからないのであろう。

日本にいて、アメリカの養鶏関係の基礎情報が日本のそれより数段早く手に入ることを知り複雑な気持ちになる(口惜しい!)。「情報はすべて養鶏家に公開する、しかしそれにもとづいた経営判断は養鶏家がするものであり、またその結果も当然養鶏家が負うものだ」、USDAの態度は極めてハッキリしている。 特にそのマーケットニュースは優れものだ。

USDA  Agriculltural Marketing Service Poultry Programs 
http://www.ams.usda.gov/poultry/index.htm

また基礎統計は、
USDA National Agicultural Statistics Service
http://www.usda.gov/nass/aggraphs/poultry.htm

日本の農林省がんばってくれーー