ソウルぶらりぶらり incheon空港

ソウルでの家禽学会シンポジウムもどうやら無事に終えて、韓国の古くからの養鶏仲間とともに夕食をとった。堅苦しいシンポジウムから開放されたこともあり、お互いに本音が出て楽しい会となった。ヨンさまブームで今だに韓国に来る時の飛行機は日本の若い娘さんからオバサンにいたるまで一杯であったことから始まって、両国の鳥インフルエンザの発生にいたるまで話題は尽きなかった。

話が最近完成したinchoen空港のことになった。私も初めてその空港に降り立ったわけだが、その規模の大きいこと、とても成田空港の比ではない。韓国の人たちはこれが嬉しくて、盛んにこの自慢話をしていた。これからアジアの中心になるのはこのinchoen空港で、成田空港ではないという。また世界のハブ空港ともなれば人の流れは東京ではなくソウルになると自信満々だ。聞いていて内心面白くないが事実なのだから仕方がない。

韓国の人たちは私たちが思っている以上に日本のことを意識している。スポーツの世界大会などでどこの国より日本に勝つことが嬉しいらしい。こんなことが親しい養鶏仲間であってもちょいちょい顔を出す。外国を旅しその国の人たちに会うことはとても楽しいが、そればかりではない。悪口を言われれば腹が立つ。いつの間にか自分が日本人を意識しているのがわかる。