お茶

いつも朝6時ちょっと前に起き出す、あたりはまだ暗い、起き出す前に布団の中でもぞもぞと身体を動かして今朝の体調をたしかめ起き上がる、日によっては調子の悪い時があれば寝坊する。
起きてから裸になって大きなタオルでごしごしと身体を擦ってから、体重計に乗る、毎朝体重をチェックしているとそれだけで太った人は痩せると言っていた人がいるが、なるほど一理ある。

タオルでごしごしはクロアチア旅行で一緒になった80代の快老人姉妹に元気の秘密を聞き出したもので、それを真似しているわけだが飽きっぽいのでいつまで続くのかわからない。
自己流のラジオ体操もどきをやってから、髯をそり、お茶を飲み、そして朝飯となる。

今はカミさんと二人だけの生活だから気楽である、カミさんは夜型、私は朝型なので朝飯は一人でとる、勿論お茶は一人で淹れる。
遅ればせながら最近お茶を飲む楽しみが増えた、恥ずかしい話だが今までお茶がこんなに美味しいものだとは知らなかった。
教えてもらった深谷市内のS茶店に行き、お茶の淹れ方から手ほどきを受けた、この小さいお店は三代にわたって茶店を営み静岡県川根茶を専門に商っている、100g1000円のそれが上等のものかどうか知らないが、不思議なことにこの同じお茶をこの店で淹れてもらうのと、自宅に帰って見よう見まねで淹れてみたのでは味が違うのである、それもそうであろう、この店は100年間もお茶を淹れつづけているのに、こちらはまだ半年にもならない。

お茶を飲む楽しみは食前に一煎目、食後に二煎目、三、四煎目はペットボトルにとり、Wさんの蜂蜜の原液を加えスペシャルドリンクを作る、これは近所を歩きまわる時の飲料となる。
コーヒーも好きだが、最近はもっぱらお茶である。