図書館

同じ埼玉県内にいるカミさんの兄貴のところへ遊びにいった、こちらも既に子供たちを仕上げ夫婦二人だけの悠々自適の生活をしている。
兄貴の楽しみの一つは本を読むことにある、いつでも何かの本を読んでいる、同じ世代であるので読む本も共通していることがある。
読んだ本の話になるとお互いにお喋りになる、カミさん達は女同士でなにか夢中で話をしている。

テーブルの上を見ると読みかけの本があるので覗いてみると「日本人とユダヤ人」 エリ コーヘン著とあった、著者は現役の駐日イスラエル大使であるらしい、たしかもう40年以上前になるであろうか同名の本を読んで面白かったのを覚えている、著者はイザヤ ペンダサンであったと思う、家に帰ってから早速近くの図書館に行きその本の借り入れを申し込んだ、ラッキーにも二冊ともその本はあり、取り寄せてもらった。

最近はもっぱら図書館を利用している、悪い癖で若い時から読んだ本に線を引いたりメモを書き入れたり、本を汚さないと読んだ気がしないので、図書館のそれは利用出来なかった。
確かに手持ちの蔵書を読み直して見るとき、何時ごろどんな事に興味をもっていたのか分かり面白いのだが、ただそれだけで、汚れた本は今時誰も引き取ってくれない。
自分にとって特別大事な本は別として、一般書は読み方を変えてもっぱら図書館のそれを利用することにした、借りた本だと返済の期日があるので期日内に読んでしまうメリットもある。

私の利用しているのは深谷市市立図書館の分室岡部図書館であるが、本館と同じく本の検索もPCでできるし県北にある図書館の本は取り寄せてくれる、いつも空いているし事務をしているお姉さんも優しくて気持ちがいい。
二冊の「日本人とユダヤ人」を読み終えてから、また兄貴と話すのが楽しみだ。