伊能忠敬ウオーク

変なことに取り付かれたものだ。
今年の元旦から、大江戸を歩き廻っている、年寄りの冷や水と言われているが、この寒いなか何を好んでうろついているのだろう。
良くしたもので世の中には、このような物好きが沢山いて仲間には事欠かない。

1月27日(日)「伊能忠敬ウオーク」が門前仲町富岡八幡宮を集合場所にして行われた、なんでも江戸時代深川に住んでいた伊能忠敬が日本の地図を作るため全国を歩き測量したさい、この神社に必ずお参りして出かけたそうな。
ここをスタートして伊能忠敬の隠居宅、お墓などゆかりの場所を訪ねて歩くわけだが、総距離28Km、時間は朝9時に出て午後3時までに帰れば良いのだが、私にとってこの距離は初体験、だが歩き仲間のFさんが一緒だから心強い、途中足にマメができて歩けなくなればギブアップして逃げ出す算段はしてある。

前を杖をついた男のお年寄りがマイペースで歩いていた、お年を聞けば82歳であるという、いろいろと話をしていると、なんでも75歳まで病気がちでしょっちゅう病院通いをしていたが、ひょんな機会から歩きだして、病気は良くはならないが悪くもならない、なにより亭主が家でごろごろされるより外に出かけているほうがカミさんの機嫌がいい、アハハ、、、まことに屈託がない、今では歩くことが楽しくて日本中歩いているという、いつのまにかこの人の歩くペースに乗ってゴールインしていた。

歩く楽しみの一つは、いろいろ変わった人たちに出会えることなのかもしれない。