2010年新春

2010年新春

明けましておめでとうございます。
二年前から元旦そうそう「大江戸元旦初歩き」に参加して以来、その年はなんとなく身体の調子が良かったで気を良くし、今年は仲間を誘って二人で出かけた。元旦に自由に家を空けられるようになったのはここ数年のことである、地域社会にしっかり組み込まれていると、70歳ころまではその地域の役職からは逃れられない、元旦の日はたいていその行事があるから動けない。その日相棒となったS氏も地区の自治会長、お寺、神社の役員をようやく卒業したところである。
考えてみれば元日の日に自由に遊び歩けるのは歳をとってからはそう多くないのかもしれない、そんなとりとめのない事を喋っているうちに上野駅についた。
集合場所の上野公園広場にはリュックサックを背負った物好きな爺さん婆さんどもが集まっていた、その数は500人を越えるであろうか、お互いに常連なのか、新年の挨拶を交わしている。今年は若い子供ずれの人たちも目につくこれは嬉しいことだ、年寄りだけが元気であってもしょうがない。
歩いてるうちに着物姿で下駄履きの二人が目に付いた、いかにも下町の元気のいいおかみさん風情である、下駄履きで15km歩くとはいい度胸である。
「歩きのルール」ではお互いに見知らぬ人でもニコニコと挨拶を交わすことだ、声をかけられて怒る人はまずいない、早速「着物と下駄とは格好がいいね!」とやる、「だってお正月だもん」と彼女たちは答える、周りの人たちは大笑いする、黙って通り過ぎればそれまでのことだ。
という訳で楽しい元日を Kick off 出来たのはいいが、正月料理を食べすぎたのと慣れない強いを酒を飲んだため大吐きし、今日3日は胃の調子が悪い、カミさんには外出を止められ、仕方無しに「独り言」を書いている。