恩師

あちこちと出歩いていて「独り言」を書くのが遅れ、「あいつ又脳梗塞が再発したのでないか」と心配をかけたかも知れない、心配してくれるのは良いほうで、「あいつまだ若いのに気の毒に、、、」となりかねない。

先日、恩師T先生の米寿のことで教え子が下相談をはじめた、きっかけはやはり別の恩師の告別式であった、世話になった先生がたは元気な人たちもいらっしゃるが、すでに皆高齢になっている、お祝い事は急がなければなにが起こるかわからない、恩師どころかうかうかしているとその教え子たちも既に高齢になっているのでこちらの方が先に参ってしまう。

「善は急げ」、T先生に先生の自宅に近いのホテルに来ていただいた、80歳の奥さんが運転する車で、その日満87歳になられる先生は現れた。久しぶりにお会いする先生は腰を痛めており、かろうじて一人で歩ける状態であったが、昼食の席に着くや否や先生の独演会は始まった、なるほど「身体は弱っているが、口だけは元気」とご自身が言われるとうりであり、同席した3人は安堵した。

米寿の先生をダシにして、われわれ教え子がわいわい楽しむ会を年内にやりたい意向を伝えると、ますます元気になられ「これなら90歳までは大丈夫」と宣言された。