爺ちゃんのおもちゃ

ヘマをやらかして自分の大事にしていたコンピュータ(PC)をウィルスにやられ、そこに記憶させておいたデータを失い、なんだか記憶喪失になった気分である。
あれからほぼ二ヶ月、どうやら立ち直ってきたが、あれ以来ウィルス恐怖症になり、変なサイトは覗かないことにしている。

10年間も同じメールアドレスを使っていたので、迷惑メールがどんどん増え必要なメールがそれらに埋もれる始末、迷惑メールを退治する時間も馬鹿にならず、この際思い切って今月から新しいアドレスに切り替えた。
現役を離れているので、仕事上どうしても必要なデータはないが、興味のあることで溜め込んだデータなども、一台のPCだけに頼らず分散して持つようにしている。

K電器の新聞広告で1万円のPCを衝動買いした、何でも本体価格6万円弱のものを2年間通信会社の通信利用を条件に1万円で渡してくれた、重さは1Kg少々、普通の鞄に入れて持ち歩ける。
電車の中であろうが、出先の事務所であろうが、自分の事務デスクにいるのと同じ環境になる、まことに技術革新と価格革命には恐れ入る。

という訳で最近どこ出掛けるにもこれを持って行く、つまり嬉しくてしようがないのである。
それを見ていた孫どもは「それ爺ちゃんのゲーム機?」と言った、そうなのだ、まさに「爺ちゃんのおもちゃ」なのだ。