楽しみ

本を読むのは楽しい。
勉強や仕事で無理やり読むのは辛いが、興味のおもむくままに自由にそれが出来れば云うことはない。
不思議なことに、面白い本を読めば読むほど次に読みたい本が出てくるし、逆に身体の調子が悪い時など本を読む気力も無ければそれはそこで止まってしまう。

この頃はもっぱら近くの岡部図書館を利用している、旧岡部町が深谷市と合併したが図書館の施設はそのまま残り、深谷市立図書館の分館として機能している。
深谷市内また埼玉県内の図書館とどのようなネットワークを組んでいるのか分らないが小さな分館であっても、たちどころに本の在りかを調べ取り寄せてくれる、まるでこのちっぽけな図書館が巨大なそれと同じ役割をしている、有難いものだ。

最近なんの気なしに「古事記の真実」(長部日出雄著)を読んでいると、どうしても「古事記」そのものが読みたくなった、原文ではとても歯が立たないので調べてみると「口語訳古事記」(三浦佑之著)が見つかった、さっそく図書館に頼んでみるとすぐ取り寄せてくれた。

多神教ギリシャ神話が人間臭く面白いのと同様、古事記の神話も負けず劣らずに面白い、それどころか日本人にとってはもっと分りやすい。
神々の権力闘争が実は実際の部族間のそれを神話として物語っているとか、神話だけにいろいろと説が立てられている、、、など等読み出したらきりが無い。
そういう訳でこの楽しみは当分続きそうだ。