にんにく

ごくまれなことであるが自分で台所に立つことがある。
自分でどうしても食べたいと思いたち、カミさんがこれを作るのは嫌がるだろうなという時である。
私はどういうわけか‘にんにく’大好き人間でその匂いでまわりのひんしゅくをかっているがどうにも止められない。

先日、近くのスーパーマーケットで中国産1KGネット入りのそれと黒酢を買ってきた、‘黒酢にんにく’を作ろうというのである。
なれないせいか‘にんにく’の皮むきに手間取った、塩水に一週間ほど漬けたあと水洗いし、乾かしてから黒酢に漬けて一ヶ月で出来上がり。
あまりにもモタモタやっていたので、これを見ていたカミさんが見るに見かねて途中から助っ人してくれた。

中国産の野菜は農薬が気にならないといえば嘘になるが、そこまで疑えば国産のものでも食べられない。
私は農薬を気にして野菜を食べる量を減らすよりも、多少問題があるにしても野菜をたっぷり食べたほうがトータルで身体に良いと考えるので、安い中国野菜大歓迎なのである。

スーパーでは国産の‘にんにく’は中国産のそれの5倍の値段であった。
勿論、地産地消(近くの土地でできたものを食べる)大賛成であるがそれでは間に合わないのも事実であるし、国産は安全であると言いふらして値段を高くても当然だというのでは国産の野菜は生き残れないと思う。

もう間もなく‘黒酢にんにく’が出来上がる、この前ちょっと味見をしてみたらなかなかいける。