智鶏会、OB会 合同新年会

智鶏会、OB会 合同新年会

50年以上も同業者の研究会が続いている、その名を「智鶏会」という。その会の設立にあたられた先輩の方々はもうほとんど亡くなられてしまった。私は会がスタートしてから3-4年後に参加させてもらい、十数年前次の世代に引き継いで参加しなくなったがそれでも40年以上かかわった事になる。月一回の研究会があり、会長は一年間の回り持ち制、研究テーマは会長が決められる、皆メンバーは現役なので忙しいが一年間なら会長として頑張れる。経費は会費制で特定のスポンサーにそれを頼らないことなど原則は今も続いているようだ。
採卵養鶏を実際に自分で経営しているものが主なメンバーであるが、同業者であればある意味で競争相手であるし、商売敵になる場合もある、仲の良いメンバーもあればその反対もある、それらが集まって会を運営していくのであるから、たいていこの種の会は長続きしない場合が多いが、とにかくこの「智鶏会」は50年以上も継続している。
今年の新年研究会は筑波山のホテルで行われた、初の試みとしてOBメンバーにも声をかかったので、それこそ十何年ぶりかでこの会に出席してみた、深谷駅から出発して上野駅南千住駅と乗り継いで、ここで私には初めての「つくばエキスプレス」に乗り、つくば駅に着いた、その沿線の開発状況には驚いた、それはともかくとして集まったメンバーの顔を見てさらに驚いた、40人前後集まったがほとど知った顔がなく代替わりして若返っている、それは考えてみれば当たり前のことだが、嬉しいのやら淋しいのやら複雑な気分になった。
どんな組織でもそうであろうが、メンバーの新陳代謝なくしてそれは存続し得ない、時代は常に変化している、それに対応できるのは若い力しかない。