たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ

たまご屋爺さんの独り言 八十路の悲しみ

八十路でなければ判らない楽しみがあると同時に悲しみもある。
どちらかと云えば悲しみのほうが多くなってきた。

その一つに、長年付き合ってきた親しい友人を失うことだ、これは辛い。
若い時にも別れは辛かったが、その辛さが違う。

この9月に二人の同窓生の訃報を受け取り、呆然とした。
学校卒業後も親しくしていたので、二人とも半世紀以上の付き合いになる。

その一人、あんなに元気であったK君は最近奥さんを亡くしたばかりでその看病とストレスで体調を崩し奥さんの後を追うように亡くなられた。
W君も病気知らずで八十路を迎えたが急性の病で亡くなった。
二人とは私にとって言葉は少なくとも、多くのことが通じた友であった。
八十路にはこのようなことが突然起こる。
他人事ではない。

共に若い時代を共有した仲間を失うことがこんなに辛いとは、、、。
八十路はそれなりの楽しみもあるが、残酷でもある。