たまご屋爺さんの独り言 たまご祭り
先日私どもの農場で「たまご祭り」があった。
私が旧岡部町櫛挽(現深谷市)の開拓地に世話になってから既に50年を超えている。
私は遅れてこの地に入植させてもらったので、困難そのものであった開拓の苦しさには立ち会っていない、だがまだ初代開拓者の人たちは皆さんは現役でバリバリであった。
この新天地で夢中になってたまご屋の仕事をしていたら、いつの間にか当時一番の若造であった私が気が付いてみれば今この地区で高齢者のグループに入っていた。
どちらかと云えばたまご屋の仕事はその地域に迷惑をかけることが多い、その地域の人たちの協力なしには仕事は続けられない。
農場の若い者たちの企画で3年前から主に地域の人たち向けに「たまご祭り」を年一回開催している。
嬉しいことに毎年参加者が増え今年は500名を超えたようだ、駐車場係がてんてこ舞いした。
農場の者たちにとっては余分な仕事になるが、自分たちの企画した催し物が地域の人たちに評価されたことに気を良くしたようだ。