たまご屋爺さんの独り言 食料の値上がり 20220319

こんにちは、モクレンの花が咲き始めました。

 

たまご屋爺さんの独り言 食料の値上がり 20220319

 

嫌な予感がする。

食料品価格が軒並み値上がりをしているのだ、わが国のみならずこれは世界中で起きていることのようだ(国連食糧農業機構調べ)。

その価格は過去10年間ほどは落ち着いていたがここにきて急激に上昇してきた。

 

その理由として挙げられるのは食料の基礎となる穀物価格(小麦大麦トウモロコシ大豆など)の値上がりにある。

私どもたまご屋業界でも鶏の飼料価格の値上がりが続いている、鶏卵の生産コストの65%前後が飼料代になる。

その飼料の原料の80%近くがトウモロコシ大豆粕などだ。

 

現在戦争をしているソ連ウクライナは合わせて世界中の小麦トウモロコシの輸出量の3割を占めると云う、そこに問題が起きたことと世界中での天候異変による穀物の不作が重なりこれからも穀物の高値は避けられない。

それにソ連は世界でも有数な肥料の輸出国でありそれが順調に行われなくなると農産物の不作の被害は更に大きくなる。

 

こんどのソ連によるウクライナ侵攻は対岸の火事ではなく世界中の経済の安定をひっくり返すものと覚悟せねばならない。

 

櫛引(深谷市)にて

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