蛙仲間

私の楽しみの一つに泳ぐことがある。
自宅から車でほんの5分のところに深谷市関連のプール「パティオ」があり、ありがたいことに夜の8:45まで営業していて、勤めの人たちが仕事を終えてからも利用出来るようになっている。
また暮れから正月にかけても休みはなく利用できて嬉しい、官がかかわっている事業にしては珍しく利用者優先になっている。

ここには25メートルのプールと流れるプールが併設されていて年間をとおして利用できる。
シーズンの夏場はそれこそ泳ぐ場所もないほど混雑するが、それを外せば空いている。
私の利用する午後6時から8時ごろともなると、泳いでいるのは常連さんが多くなる。
自然に挨拶をするようになり、声をかけあうようになる。

この時間帯はさすがに70歳以上の人たちは少なく、顔を合わせると「おぬしも好きよのう」とお互いににやりとする。
ここでも女性群は圧倒的に優勢で、世の男どもは何処へ行ってしまったのか心配になる。
観察していて不思議に思うのだが、男どもは大抵腹がでっぱり尻の肉が落ちてしまう、これに対して女性群は歳をとってもお尻は依然としてふっくらしている、生命力の違いであろうか。

常連の一人が長く顔を出さないと、なにかあったのではないかと気になる。
これはお互い様であるようで、口には出さないが顔を見ると安心する。