新型インフルエンザワクチン接種の優先度

十和田湖で白鳥が「鳥インフルエンザ」H5N1強毒株で死に、そのとなりでカモ類は平気で泳いでいた。
世間では「鳥インフルエンザ」が突然変異を起こし「新型インフルエンザ」となり人類に大きな被害をもたらすと喧伝されている。

誤解を恐れず云えば、「新型インフルエンザ」への突然変異は大地震の予測みたいなもので明日起こるかもしれないし、100年先のことかも知れない、つまるところその可能性を言ってるだけで誰にもその時期はわからない。
特に「鳥インフルエンザ」ウィルスの場合、過去数千年にわたってあるいはそれ以上、野鳥に感染し変異を続け鳥類と共存していると言われ、その間それが突然変異を起こす機会はあったわけで、今に始まったことではない。

それはともかく、私たちは養鶏現場で一緒に働く人たちの安全を真っ先に考えなければならぬ。
鳥インフルエンザ」ウィルスが「新型インフルエンザ」ウィルスに突然変異するとすれば、その危険度は養鶏現場に近い人たちこそ高いと考えざるを得ない、そこで埼玉県の業界団体が県に働きかけることになった。
その要旨は
養鶏関連生産者に新型インフルエンザワクチン接種の優先度を
新型インフルエンザは鳥インフルエンザ H5N1ウィルスの変異を想定してワクチンが作成されている
・養鶏関連生産者は大量にこのH5N1ウィルスに晒される危険性が誰よりも一番高い
・養鶏関連生産者から新型インフルエンザを出さないためと、県民ならびに生産者の安全のために新型インフルエンザワクチン接種に優先度を与えて欲しい

幸いな事に、近年隣の韓国及び日本で発生した「鳥インフルエンザ」H5N1ウィルスによる死者はない、しかしインドネシア、ヴェトナム,エジプト、、、などで発生している「鳥インフルエンザ」H5N1ウィルスによる死者は同じH5N1でもタイプが違うとされ、また衛生状態の違いによるものとされている。