ぶらりトルコ 2 過酷な歴史

気軽に出かけたトルコであったが、ガイドのメリハさんの喋るトルコの歴史のことが半分も理解できない。
紀元前2000年前後から始まって現在に至るまで、時にはオスマントルコ時代のように時代の主役となり周辺諸国を侵略し領土を拡大した時や、ローマ時代逆にその植民地になったり、時には蒙古の侵略を受けたり、、、世界史の基礎的な知識がない私には説明されても良く解からない、戻ってから慌てて歴史の本などひっくり返している。

トルコの歴史を知るには古くはエジプト、ギリシャ、ローマの歴史と深くかかわっているし、ギリシャ多神教キリスト教イスラム教のせめぎ合いのことも避けて通れない、興味はつきないが勉強不足は否めない。

やはり驚くのはトルコの過酷な歴史である、立地的に文化文明経済の十字路にあり周辺の異民族との攻防の歴史である、勝ち残った民族のみがその文化文明宗教を後世に伝えることが許される、だがどんなに強力な帝国を築いてもそれは永く続かない、次の勢力に取って代わる。

幸い今回トルコの誇る歴史上の遺跡を数多くまわることが出来た、石、青銅の文明は4000年たってもその痕跡を現在に伝えることが出来る、先住民族が築いた神殿を侵略してきた異民族が破壊しその材料を使って彼らの新しい神を祭る建物を作る、またそれを繰り返す、、、その残骸を見てまわったのだが、なぜか現在も人間の本質は変わらぬらしく同じようなことを繰り返しているように思えてならない。