握手

日本人はあまり得意でないが、外国の人は握手をしたり、大の男どうしが頬を摺り寄せて挨拶などしている。
たしかに手を握るなど身体の一部が触れ合うと親しみが増すようである、ごく希だが外国の女の人などに抱きつくように挨拶されるとこちらはドキマギしてしまう。

選挙の時などになると日本の政治家も握手のし過ぎで手が腫れてしまうそうだ、その格好もすっかり板についてきた。
日本人が握手するとき同時にお辞儀もしてしまうのでどうも様にならないが、最近の若い人たちは姿勢もよく相手の眼を見て握手するので格好がいい。

まだ懲りずにスクエヤーダンスを続けているが、これは参加者女役全員と手を握る奇妙なダンスなのである、おまけに手を握るとき互いににっこりするように云われている、最初のうち無理やり笑おうとして顔が引きつったが最近は慣れてきた、不思議なもので無理に笑っていてもそのうち本当に楽しくなる。

例えば三十数人の参加者がいると大部分が女性であるが、半分は男役あとは女役に分かれる、お互いにパートナーを組んで踊るのだが常に相手が変わる、つまり十五人以上の女の人と手を握ることになる。

女の人の手にも色々とあるもんだ、暖かい手、冷たい手、しっとり吸い付くような手、かさかさした手、働き者の手、パワーを貰えそうな元気のある手、逆にこちらのパワーを取られそうな手、、、なんでもあり。

脳卒中のリハビリでカミさんに無理やりやらされたダンスだが、この女の人と手を握れることは気に入っている。