オムレツライス
先日、東京駅前の丸ビルに用があったので出かけた、会議前に昼飯を済まそうと4階にあるレストランの「グリル満天星」に入った、この店のお薦めはオムレツライスである。
５年前の１０月１５日、麻布十番にある本店の満天星にわざわざオムレツライスを食べに行ったことがある、当時東京を中心としてオムレツライスはじめ卵料理が美味いといわれる店の食べ歩きをしていた、そこではオムレツライスにスープとサラダがついて当時1800円と高かったが場所柄仕方が無いのかなしかし美味かったと記録に残っている、今その店がいくらなのか知らないが、丸ビルの店では同じものが1200円であった、いままで1500円であったのを１２００円に値下げしたとわざわざ断り書きしてあった、隣近所のお店との競争が厳しいのはどこも同じであるらしい、味はお腹がすいていたせいか？とても美味しかった。
日本中のたまご屋さん達は卵を生産することにはとても熱心である、ところが卵料理にはとんと興味がない人が多い、私もその例外ではなかった。ところがある人に「たまご屋さん、あなたは本当に美味しい卵料理を食べたことがあるの？」と聞かれショックを受けたのを覚えている、実は恥ずかしことにそんなこと考えてもみなかったのである、それ以来心がけていろいろな店を訪ねている。
この丸ビルの店はオープンキッチンの仕組みで料理しているコックの動きがガラス越しに目の前で見られる、3人ほどのコックがきびきびと動きまわっていた、ここのオムレツライスは味付けしたライスの上にとろみのあるオムレツを載せてデミソースをかけたスタンダードなものである、長年鍛えられたコックの手さばきはちょっと素人には真似できない。
たかがオムレツライスされどオムレツライスなのである、それを食べる旅は当分続きそうだ。
