「食の終焉」The end of food ポール・ロバーツ

今とても面白いこの本を読んでいる、500ページをこえる大作にもかかわらず少しも飽きさせない。
著者は食のグローバル化について世界中を飛びまわり徹底的に取材し、その利点欠点を公平に述べ最後に著者なりの結論をだしている、彼はアメリカのジヤーナリストでビジネス及び環境問題を長年取材している。
効率と低コストを求めて世界中に広がった食経済と食システムは行きつくところ「誰も幸せにしない」と結論づけている。グローバル化の主役である世界的な食品企業、商社、スーパーマーケット、アグリビジネスなどをともすれば悪者扱いしがちであるが、そうさせているのは結局消費者一人一人の購買行動であるとしている。
読み終えてからまた報告するつもり。