たまご屋爺さんの独り言 日記帳
私は昭和11年生まれなので今年83歳になる。
さびしい話だが、令和の時代になり否応なしに自分自身の残り時間を考えざるをえない。
身の回りの整理をしていると、古い日記帳がまだ残っている。
調べてみると私が30歳の時のものが一番古く、以来毎年現在に至るまで続いている。
書いてあることは若い時には仕事関係のことばかり、現役を離れてからはもっぱら身の回りのことに限られる。
以前からコクヨの大学ノートの100枚綴りのものを使っていたが、今でも変わらない。
今は1ページの片面に1日分を使うので2冊で1年分となる。
それが50年分以上となるとかなり場所をとる。
年寄りのノスタルジーと言われようが、それには私の人生が詰まっているように思えてどうにも捨てられない。
それらは他人にとってはただのゴミの山にすぎないが、私にとっては宝の山なのだ。
生きているかぎり持っていることとしよう。