フードロス(食品廃棄物)をどうしたら少なく出来るか?

fujioikn2009-08-25

フードロス(食品廃棄物)をどうしたら少なく出来るか?

先日、NHKテレビで朝のニュースを見ていたら、老舗のお菓子屋さんが賞味期限切れ間じかのお菓子を半額でセールをし、お客でごった返していた。
店ではまだ充分食べられるものを廃棄物としてお金を払って処分していたという。

またスーパーの野菜売り場で今までなら眼にすることの無かった、曲がったキュウリなど形の揃わない野菜などを安値で販売し人気を集めていた。
世間が節約ムードになることは良いことである、いくら口を酸っぱくして生ゴミを減らそうと言っても誰も言うことを聞かないが、生活が苦しくなれば皆黙って生活の無駄をチェックしゴミは少なくなる、特に食べ物のそれは効果的だ。

食品に賞味期限を明示することは消費者にとって一つの目安になりとても良いことだ、私どものたまご業界でもそれをパックに明記している。
店頭に並ぶ鶏卵パックの場合、それは安全性を見込んでかなり厳しい期間となっている、日本の場合生たまごを食べる食習慣があるので欧米などに比べるとその品質管理には流通関係者生産者ともに神経を使っている。

経験のある消費者は賢いから例え賞味期限の切れたものであっても、これが食べられるか否か経験でわかる、特に年季の入った消費者は強い、ともすれば賞味期限に頼るマニュアル世代とは訳が違う。
法律で賞味期限など無かった時代を生き抜いてきた世代の智慧が見直されるに違いない。

世界を見渡してみると、これからはどうしても食料高値時代にならざるを得ない、フードロスをどうしたら少なく出来るか?答えは簡単、食料高値時代にはそうせざるを得ない。