たまご屋爺さんの独り言 アショカ王の残した言葉
耳が遠くなったので本を読んで過ごすことが多くなった。
ところが本の字が小さいとすぐに眼が疲れる、読書用の拡大鏡を手に入れるなどいろいろと工夫してみたがどうも上手くいかない。
私の耳と同様、眼も耐用年数に近づいて来たのであろう。
以前に読んだ本で今また読み返してる本に「ブッダのが説いたこと」著者はワールボラ・ラーフラ 岩波文庫がある。
前回は気が付かなかったが、今回どういう訳か読んでいて釘付けになった箇所がある。
BC200年インドの仏教王と云われたアショカ王が残した数多くの石碑に刻まれた文字とその意味に衝撃を受けた。
アショカ王は戦乱に明け暮れしたインドを一つの国にまとめあげた、その信条としていたことの一つに
「人は自らの宗教のみを信奉して、他の宗教を誹謗してはならない、それでなくて他の宗教も敬わなければならない、そうすることにより自らの宗教を成長させるだけでなく他の宗教にも奉仕することになる。、、、」
これは「寛容の精神の必要性」を説いたものと思われるが、人間はその時から二千年以上経ってコンピューターAIなどを発明開発しある面では素晴らしい進化を遂げたが、今でも世界中を見ればどこかで戦乱を繰り返している、「寛容の精神」についてはほとんど進化してないと思われる。
急に寒くなってきました、あたりの山茶花の花も盛りを超えたようです。